認知とはどういう制度なのか?
婚姻中の妻が懐胎した子供は夫の子と推定される(嫡出推定)。
婚姻関係にある男女から生まれた子は生まれたときから法律上父親がいる状態であるが
婚姻関係にない女性から生まれた子(婚外子)は嫡出推定に該当しない為、生まれ時点で法律上の
父親がいないことになります。
このような婚外子と法律上の父子関係を確立するためには一定の行為が必要となり
その行為を認知といいます。
法律上では母子関係においても認知は必要となりますが、最高裁で分娩という事実によって
母子関係は明らかであるため認知は必要ないとの判例が出ています。
2つの認知
①任意認知
②強制認知があります。
任意認知とはその名のとおり父親となる人が認知届を出すことをいいます。
強制認知とは任意認知してくれない(してもらえない)場合に父親となるべき人の意思に関わらず
子から認知を強制する場合の認知のことをいいます。
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