前回の東海最強の霊場!愛知県豊田市の世界遺産「風天洞」は現世との境界線
寒さと恐怖に怯えながら、やっとの思いで洞窟を抜けると目の前に怪しい建物が出てきた。
気が進まないので中に入らずやり過ごしたいのだが、山の斜面に建っている為、建物の横をすり抜けることが出来ない。最悪だ。
意を決して中に入るとなぜか歴代天皇の肖像画が壁一面に飾ってあり、その下にはまたもや数えきれない仏像が置いてある。
所狭しと置かれた仏像が触れて気持ち悪い。値段が落書きされてあるので落として壊したら買わされるんだろう、と思うと詐欺っぽい臭いまでしてくる。
この異様な建物を抜ける最後の扉を前に目にしたものは・・・。
歴代総理の肖像画に囲まれる千代の富士の肖像画!
もう何がしたいのかわからない。これが“考えるな感じろ”ってやつか!?
さらに、順路に従って歩くと「ぽっくり堂」なるものが出てきた。
当山名物無病パンツ嫁いらず ぽっくりパンツ医者いらず
延命パンツ老い知らず・・・。
ここを拝んでパンツを履けばぽっくり逝けるらしい。嫁いらずって嫁は介護のためにもらうのだろうか?
そんなことを考えながら進むと観音様が目の前に現れた。
よく見ると「自動車観音」と書いてあり手には車の「ホイール」が握られている。
ここまで来ると作ったもの勝ちなのだろうか?
最後には東郷平八郎や戦艦陸奥の遺材なるものまで祀ってある。
何を、誰を祀りたいのか分からない世界観と苔の生えた石像。
ひと気がない今場所にどこからともなく聞こえる読経。
一人ではとても行けないこの場所はまさに現代の魔界。
いよいよ気に病んできたときに一度行ってみると良いかもしれません。
2015.02.13 探偵ウォッチ投稿