愛知県には風変わりな神社仏閣が多数存在します。
男性のシンボルをかたどった神輿を担ぐ祭りで有名な田縣神社からさほど遠くない小牧市に、龍音寺(間々観音)という「日本で唯一のおっぱい寺」をご存知でしょうか。
龍音寺は浄土宗系の寺で尾張三十三観音のひとつ。授乳から子宝、豊胸だけでなく、家内安全や健康などのご利益があるといわれています。
歴史と威厳を感じる佇まいの寺門に、興味本位で来たとは言えません。
しかし、境内に一歩足を踏み入れると、いきなり強烈なのぼりが・・・先ほど感じた威厳は吹き飛びました。
気を取り直して奥へ進むと、おっぱい寺らしい手水舎が目に飛び込んできました。
センサー式だが、近づくといきなり乳首から勢いよく水が出るのではなく、チョロチョロと母乳のように水が飛び出すところに
センスを感じた。
横にある立て看板には「ご自分の身と心をお清めするつもりで手を洗って下さい」と書いているが、清められた感がないのは私だけでしょうか?
「むやみに他のものをいじらないこと」と書かれているのにいじってしまうのも、悲しい煩悩と性です。
俗物感全開で先に進むと阿弥陀堂に辿りつきますが、遠くから眺めても線香立てがおっぱいの形であることがはっきりと見てとれます。
どうやら乳首部分に穴が開いており、煙がそこから出る仕組みになっています。
いざ線香を立ててみると煙は無常にもすべて流され、上から出てくる煙は確認できなかった。やはりこの寺、センスはひと味違います!
すぐ横の慈乳観世音もセンサーで水がチョロチョロ出るようになっています。
個人的には乳首周りに苔が生えていて「乳首、黒!」と思ってしまったのは私だけではないはずです。
今まで様々な神社仏閣に参拝しましたが、これほど別の意味での高揚感はなかなか味わえません。
まだこの後に本堂が待っていると思うと、期待に胸膨らませてしまいます。
2015.08.08 探偵ファイル投稿